宗くん、と、織夜が楽しげに話してる声が聞こえたけど、わたしも、目の前の結衣との話に相づちを打つのに必死で内容まではわからなくて自然と流してた。



だけど廊下でわたしを呼ぶ声が聞こえて、見ると男の子が一人。



なんでわたし?、と不思議に思ったけど



そわそわするわたしと彼の間に知ってる彼が間に入った。



それは、宗くんで。
「なんの用?話ならここでしなよ」そう言う宗くんは何故か男の子を睨んでた。


それでも、怯まない彼に向けてかわたしに向けてか。


「俺花ちゃんのことが好きです。付き合ってください!」



彼は、言葉を繋いだ。



ビックリして、突然のことに何も言えずおどおどしてしまうわたしに。