震えながら結衣は、少しずつ話をしてくれた。



「花は、覚えてないのね、その昔、あたしは花の友達だった。


名は、結《ユイ》。花が死ぬ前に、あたしは織夜に会ってた」





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『織夜、宗司はやっぱり花が好き何だよね。

でも、宗司も好きだけど…花も好きなんだ。


どうしたらいいかな?』



今思えば、そんなこと織夜に言ったのは間違いだった。


ニヤリと笑った織夜に気づかなかった。



「まかせろ、なんとかするから」


その言葉を信じた自分。