君と、手を繋ぎ教室に入ると結衣が抱き締めてきた。


「もう、大丈夫?」不安げな瞳が揺れた。


隣にいる、織夜を見れば頬にくっきり手形が。



「なんだお前、それどうした?」


「聞かないで」頬を擦る織夜に、苦笑いの結衣。