「花、俺はお前が大事なんだよ。


なんか、合ったら俺狂うよ?」



優しげな瞳が私を見つめる。


私は、顔を赤くして宗くんを見つめた。


「花、ごめん見つめないで」



目を反らす、宗くんにしょんぼりする私を見て、違う、と答えた。



「俺、あいつらみたいになりそう。だから、やめて。


だからさぁ、可愛くて今、ここで襲いちゃいそう」



ボン、と頭から湯気がでてみるみるうちに、顔が赤くなる。



私、本当に今日泊まるんだよね。



思わず目を反らし、宗くんについていく。


とあるマンションの前に着いた。