『私は、鳴海 花って言います。たくさんお友達欲しいな!よろしくです!』


ぺこりと頭を下げると拍手。
だけど、その中で目を見開き驚いた顔をした宗くんが私を見てる。


彼は、椅子から立ち上がると私に、詰め寄る。


なんだなんだ、と騒ぎ出すクラスメート。


先生も、呆気にとられた顔をする。


彼が私の前に立つ。






一瞬の沈黙。





彼は言った…………………



「やっぱり。花やな。


おいが分かるか…?


宗司やぞ」と。。



目の前が、まっ白になる。


夢ノ中の彼が、私に、笑う。



重なるあの人とあの人。