白い雪が降り積もるように



「何故、それまで私を気にかけてくれるの?」




「前に言ったでしょ、俺は君が好きだって……。好きな子を気にかけるのは当たり前だよ」





彼はコツンと額を私の額に当ててきた。




指通りの良さそうな黒髪が頬を撫でる。




その仕草が私を本当に好きなのだと教えてくれる。





「たとえ、君が俺を見てくれなくても俺は君を見てる。好きでいる。だから、今は好きなくらいあまえて泣いて良いよ」





「……ストーカーみたいなのに、女たらしみたいにも聞こえる」





「……馬鹿にしてる?それだけ、毒を吐ければ大丈夫かな」





蓬條依良は不機嫌そうに眉をひそめ、立ち上がろうとした。





でも、私はそんな彼のカーディガンの裾を掴んだ。