「玖下律生はいるか?」
彼らは僕が答える前に部屋に入って来て、律生の両脇を抱えた。
律生は抵抗することなく、されるがままだ。
「ちょっと何なんですか、あなた方は!」
「我々は国の特別機関のものだ。玖下律生、この者を犯罪者を裁く犯罪者としてその機関に配属させることが決定された」
「は!?意味分かんないこと言って──」
「やっと来たかー。なかなか来ないから人殺しちまったじゃねぇか」
律生の飄々とした言葉が僕の言葉を黙らせた。
何言ってんの、律生は?
「母親を殺すことをしなければ、配属はまだ先だった。だが、もうお前は立派な犯罪者だ」
「別に良いよ、犯罪者でも。その組織に入れば、政府公認で人を殺せるんだろ?」
律生の言葉に男達は頷く。



