「律生、生き物を殺すのは駄目だ。いくら母さんが言うからってやって良いことじゃない」
「うるさいなぁ!そんなこと言ってるからお母さんに殴られるんだよ!?」
律生の言葉に、無意識に腕を押さえた。
そこは制服で隠れているが、青あざで埋め尽くされている。
律生は僕を一睨みすると公園を出て行った。
兄である僕が止めても駄目だった。
律生からすれば、母親が言うことは正しいと思っていたんだろう。
小さい頃からそんなことを言われていたら、そう思ってしまうのは当然だ。
母親の言うことは絶対。
もうそれは一種の洗脳とも言えるだろう。



