『香音、今日三村と話してたよな?』





放課後、誰もいない空き教室で



私、奥野 香音(Okuno kanon)は



彼氏の髙野 瞬(Takano Shun)といます。







『落し物を拾ってもらっただけだよ?』







『俺以外の男が触った物持つなって言ってるだろ』








そう、彼は『束縛彼氏』。






相当の。








私が一言話しただけでこうやって空き教室で怒られる。







『ごめん』








私は謝ることしか出来ない。









自分が嫌になる。










なんで突き放せないんだって。










瞬は本当は凄く優しいから。






謝ったら笑顔になる。










『香音は一生俺の女だからな』






そう言って私にキスをした。









何度も何度も角度を変えて。








舌が入ってきそうになって私は慌てて瞬の体を突き飛ばしてしまった。









やばい……。







本能的にやばいと思った。









瞬は少しづつ近づいてきて私の服に手を掛けた。






『ごめん瞬、お願いやめて』







私の言葉を無視して制服を脱がしていく。







こんな事なら舌を受け入れればよかった。







ここは滅多に使わないから誰も来ない。









もうダメだ。












私はそのまま瞬に犯されてしまった________