「ごめんね、土曜日に」


「いいけど、キミこそ仕事は?」


「あぁ〜、シフト代わりたいってコがいてさっ。
それより蓮斗っ…

デートしないっ?」


「っ、はあ?

いや意味がわからないんだけど…」


てゆうかそれで呼び出したのっ?

いやそれ以前に、プロポーズされてる状況で他の男とデートとかおかしいでしょ!


「…いーじゃん!

これで最後だからっ…」


「…っ、最後?」

とたん、得体のしれない焦燥感に襲われる。



「…ん。

プロポーズさぁっ、OKしたんだよねっ!」



ある程度、予想はしてたけど…

それは痛みで思考停止とゆう現実逃避も出来ないくらい、僕の心を握り潰した。




「っ、いろいろ考えたんだけどさっ…
なんか遥にはねっ?甘えられるってゆーか、さらけ出せるってゆーか…
そんな人、蓮斗以外で初めてなんだよねっ。

この人なら幸せになれるかなぁ、なんてっ…」



そうか…

キミのそのめんどくささや奔放さは、心を許してくれてた証拠だったのに。




ああ、浮気なんかするんじゃなかった!


そしたら今頃、僕がキミと…