元カノがめんどくさい

そっか。

奈々が笑ったのはきっと、本庄さんへの配慮で…

そんな事も含めて、なんていいコなんだろう。


改めて、このコを大事にしたいと思った。




「わかるっ!」

すると今度は遥さんが、溜め込んで放つように口開いた。


「俺もそう!俺なんかのめり込んじゃう方だから尚更っ!
なにがあったって愛し抜くしっ。
もう浮気する奴とかの気がしれないよ!」


すいません、それは僕です…

最後のセリフに、なによりも痛手をくらう。


そもそもそれは、敗北感以前の問題で…
僕が致命的に論外な所。

もう情けなくて、申し訳なくて…
元カノのキミを視界に入れるのも怖くなる。




いや飲もう!
とりあえず今は、飲んで忘れてせっかくだから楽しもう!

そうなんとか無理やり切り替える。



いいタイミングで話題も他へ切り替わって。
しばらく鍋を堪能しながら飲み進めてると…


ビールが進まなくなった奈々に気づく。