元カノがめんどくさい

「それにしてもイケメンだな〜!
いや改めてっ」

そう僕に視線を向ける遥さん。


いや、まさかのそっち系じゃないよね!?

なんて心でつっこみを入れながら…
鍋から取ってるアスパラを、思わず落としそうになる。


「奈々ちゃんもめっちゃくちゃ可愛いし!
ほんと、お似合いのカップルだよなぁ〜。

それに引きかえ…
司沙ぁ、俺なんかで良かったのか〜?」


「な〜に言ってんのっ、遥も十分男前だって。
それに蓮斗の場合は…残念なイケメン?

もぉっ、奈々ちゃんみたいなステキなコ、蓮斗にはもったいないって!」


言ってくれるね本庄さん!

てゆうか失笑してるその人は論外として、奈々までそこ笑っちゃう!?


思わず不満のオーラが込み上げると…

ふと目が合ったその人は、とたん言いすぎたと言わんばかりに、しゅんとした顔を覗かせる。


ああもう、なんてめんどくさい!




「でもそんな所もっ」

そこで奈々が、笑いを収めて話し出す。


「ダメな所も嫌な所も…
好きな人の事は、全部含めて受け止めたいです」


それは、僕の胸を射抜くには十分すぎる言葉で…