元カノがめんどくさい

「ただいま〜!戻ったよ〜」

「おかえり〜!」


遥さんの声掛けに対して、奥から聞こえた元カノの声に…
けっこーな痛手をくらう。

いや、ここでその4文字は聞きたくなかった。


僕がそのダメージにやられてる隙に…

「いらっしゃ〜い!」と出て来たその人に、奈々が率先して挨拶をする。


それに応えて。

「初めましてっ、本庄司沙ですっ!
ぜんぜん気とか使わなくっていーから、仲良く司沙って呼んでっ?」から始まって。

遥さん同様、お互いの名前呼びが提案される。


キミら似たものカップルなの?




リビングに入ると。


「これ、司沙さんがひとりでっ?」

完璧なまでに準備された具材やテーブルセッティングを映して、奈々が申し訳なさそうに尋ねる。


「まぁ途中まで遥も手伝ってくれたし?
それにこの人鍋好きだからさぁ!
最近じゃいつもの事ってゆーか?」


ふーん。

鍋とはいえ、遥さんには手料理作ってあげてるんだ?

ふーん…


や、別に全然いんだけどさ!