そしてその日がやって来た。
「わざわざすみませんっ」
「いやいやっ、俺が誘ったんだし!
それに、どのみち家まで案内しないとなっ」
待ち合わせした場所まで迎えに来てくれた遥さんと、挨拶を交わす。
「あ、彼女の奈々です」
「初めましてっ、清松奈々です。
今日は誘って下さって、ありがとうございますっ」
「こちらこそっ、来てくれてありがとう!
俺は須藤遥、気軽に遥って〜…」とまた。
僕の時同様、お互いの名前呼びが提案される。
車中の会話では、遥さんが大手一流企業の工場主任をしてると知って…
さっそく敗北感とゆう痛手をくらう。
そりゃあ僕の会社もそこそこだけど…
立場はしがない営業マン。
この先起こるであろう、さらなる痛手に不安を抱えつつ…
鍋パ会場こと、立派なマンションの1人暮らしには広そうな遥さんの家へ到着。
はい、第2の痛手。
どーせ僕は大学時代から住んでるしがないアパートだもんねっ!
なんてヤケクソ…



