元カノがめんどくさい

「ねねっ、キムチ鍋がいーかなっ?
それともカレー鍋がいーかなぁっ!」


「なんか辛いもんばっかだな!
やっぱそこは定番にもつ鍋とかだろ!?」


いやあの、勝手に話を進めないで下さい…

てゆうか。


ずいぶん楽しそうだね、本庄さん。
僕と話すのが楽しいとかって言ってたクセに…

だいたいキミは、僕の彼女と鍋パしてもなんとも思わないんだ?



ああ、ヤバい。

胸が疼いてたまらない…


つい沈んだオーラを醸し出してしまうと。



「れんと君は、何か…
鍋パーティーが嫌な理由でも?」

探るように伺う遥さん。


もしかして内心、僕と本庄さんの関係を疑ってるとか?
なんか、試されてんのかな…

だとしたら。


「いえ、むしろ楽しみです。
ただ、僕の彼女は控えめなタイプなので、無理なく馴染めるかなって」


「なぁ〜んだ!そんな事かぁ!
だったら大丈夫。しっかりフォローするよっ」


ごまかしと共に、ちゃっかり奈々の居場所も確保する。