元カノがめんどくさい

お礼なんて…

若干の後ろめたさと、得体の知れない不満が渦巻く。


「あ〜っと、俺は須藤遥!
気軽に遥って呼んでくれ。

え〜っと、大学時代からの親友って事は、2人はタメかなっ?
俺も、れんと君って呼ばせてもらっていいかなっ?」


「はい、ぜひ」

そう応えながらも。

どこで呼ぶ気なんだろう?
今後会う機会なんて…

そう思った矢先。


「じゃあ早速、れんと君!
今日のお礼と懇親を兼ねて、今度俺んちで鍋パーティーでもやらないかっ?
その、天使の彼女?もぜひ誘って!」


いやいやいやいや…
なんて突拍子もない事を言い出すんだ遥さん!


「いえ、あの、お礼なんて…」

「いや司沙の親友なら、俺も仲良くしときたいし!
それに俺、鍋が大好きでさ〜!」


だからって、いきなりフレンドリーすぎるでしょ!
なんとかしてよ本庄さん!

チラと視線を向けると、それに気付いたその人は…


「いーじゃん鍋パっ!
あ〜、なんかテンション上がってインフル治って来たんだけど!」


え、そっち!?
まさかの鍋パ賛成派!?

しかもそんな事で急にインフル治らないでしょ!