「それに、蓮斗が作ってくれるのが嬉しくてさっ。
その姿眺めて幸せ感じちゃってたんだよね〜」


そんなふうに思ってくれてたなんて…


「またいくらでも作るよ。

あと僕はさ…
あの時からずっと、司沙の料理がどんな料理よりも1番好きだよ」


キミは一瞬、言葉を失くして…


「はあっ?バカにしてんのぉ!?」

「いやどこもしてないよねぇ!?」


だからちょっとは甘い雰囲気に流されようよ…



「じゃあ作ってあげるからさっ?
今日はとことん、今までの気持ちを語らせてね!」

「えっ…」


それはあんまり、詳しくは語らなくていいかな…
うん、ざっくりでいいよざっくりで!

なんて言えないから。


「うん…
なるべくコンパクトにまとめてくれると解りやすいかな」



だって今キミは隣に居る。
それだけで胸がいっぱいなんだよ。