元カノがめんどくさい

「っっ…

もおっ…
2度と浮気しないっ?」


「しないよ、誓う。

もうこんな思い懲り懲りだっ…」


「だったら…

幸せ百倍だからねっ…?」


おっと、いきなり前の話に戻っちゃう?
しかも2桁上を行っちゃいますか!

だけど…



「っ、司沙っ!!

ありがとうっ…
もう何万倍だって頑張るよっ」


またキミといられるなら、なんだってこなせそうな気がするんだ。




「名前…
やっと呼んでくれた」


僕だって、ほんとはずっとそう呼びたかった。

そしてキミは、あからさまに線引きし始めた僕を…
わざとらしいとか、バカじゃないの?とかってけなしてたっけ。


けどそれは線引きだけじゃなく。
キミを取り戻せるまで呼ばない、って願掛けみたいにもしてたんだ。



「うん…

好きだよ、司沙っ…」

この現実を確かめるように、愛しさをぶつけるように…
その名前を口にして頬をすり寄せた。



「バカ蓮斗っ」

「うん…」


「クソ蓮斗…」

「うん…」


「っ…

大好き、蓮斗っ…」


「うん…

僕も司沙が大好きだよっ…」


しがみついて来たキミを…
ぎゅっとぎゅっと、もう離すもんかと抱きしめる。