元カノがめんどくさい

「けど遥と出会って、やっと蓮斗のコト忘れられると思った…」


再び騒ぎ始めた胸が、いったんそれで沈められる。

じゃあなんで断ったの!?


「なのに、いざプロポーズされるとさっ?
OKしたら、蓮斗との未来はなくなるんだなって…
そんなのヤだ!って思っちゃって。

結局私はさぁっ…
蓮斗を忘れる事なんか、出来ないんだって思い知らされてっ…
蓮斗とじゃなきゃ幸せじゃないって、わかっちゃったんだもんっ…」

そう言って、わんわん泣き出す姿を前に…


ちょっと待って!
さっきから胸を締め付ける言動があふれまくってて…

切なさで息が詰まる。



だけど、抱きしめずにはいられない。



「ちょっ…

なに蓮斗っ…
っ、離してよっ!」


「今度は僕の番!
ちゃんと聞いて?」

腕の中で抵抗するキミをなだめると。


「っ…

ヤだ。聞きたくない…
聞かなくてもわかってるしっ」


えええっ、そーくる!?
てゆうか、なにがわかってるゆーの!?


「頼むから聞いてよ!」

腕を解いて肩を掴むと、仕切り直してキミを見つめた。