それから15分。
ようやく目的地が見えていた。
山の途中で細い道に入って行くと、途端に視界が開け広いグラウンドが現れたのだ。
その奥にはクリーム色の校舎。
普段使っている校舎よりも一回り小さいが、それでも十分な広さがある校舎だ。
田舎で見た木造校舎を思い出させた。
校舎の上には青い空が広がり、森の緑と調和されている。
見た瞬間、時間が止まってしまうほど綺麗な光景だった。
「すごぉい!!」
そう叫んだのは美夏だった。
美夏は重たい荷物をその場に置いてグラウンドをはしりはじめた。
「あ、待って……!」
友香も置いて行かれまいと同じように走り出す。
青い木々が風に揺れてざわめいて、1年3組の到着を歓迎しているように見えた。
ようやく目的地が見えていた。
山の途中で細い道に入って行くと、途端に視界が開け広いグラウンドが現れたのだ。
その奥にはクリーム色の校舎。
普段使っている校舎よりも一回り小さいが、それでも十分な広さがある校舎だ。
田舎で見た木造校舎を思い出させた。
校舎の上には青い空が広がり、森の緑と調和されている。
見た瞬間、時間が止まってしまうほど綺麗な光景だった。
「すごぉい!!」
そう叫んだのは美夏だった。
美夏は重たい荷物をその場に置いてグラウンドをはしりはじめた。
「あ、待って……!」
友香も置いて行かれまいと同じように走り出す。
青い木々が風に揺れてざわめいて、1年3組の到着を歓迎しているように見えた。