「斎藤まどか。
人間の斎藤まどかじゃなくて、斎藤さんちのまどかって意味だ」
前で話している連中にも、遥にも聞こえるように、航が言った。
いつの間にか、側に来ていたようだ。
はは、とみんなが振り返って、苦笑いしている。
「うちから帰っていったあと、まどかがちょっと寂しそうだったから電話で話しかけてやってくれって頼まれたことがあるんだ」
「そうなんですか。
ところで、なんで、会社でまどかさんの電話番号見てたんです?」
と言うと、航は沈黙するが、なんとなくわかる気はした。
煮詰まると、ペットと話したくなるもんな……。
真尋がまどかさんの口許にマイクを持っていく。
「メリークリスマスッ!
メリークリスマスッ!」
とまだクリスマスには早いのにまどかさんが連呼し始める。
おお、と会場からどよめきが上がった。
真尋が斎藤さんちに頼んで覚えさせてもらったようだった。
「メリークリスマスッ!」
みんながまどかさんに近寄り、いろいろと覚えさせようとする。
人間の斎藤まどかじゃなくて、斎藤さんちのまどかって意味だ」
前で話している連中にも、遥にも聞こえるように、航が言った。
いつの間にか、側に来ていたようだ。
はは、とみんなが振り返って、苦笑いしている。
「うちから帰っていったあと、まどかがちょっと寂しそうだったから電話で話しかけてやってくれって頼まれたことがあるんだ」
「そうなんですか。
ところで、なんで、会社でまどかさんの電話番号見てたんです?」
と言うと、航は沈黙するが、なんとなくわかる気はした。
煮詰まると、ペットと話したくなるもんな……。
真尋がまどかさんの口許にマイクを持っていく。
「メリークリスマスッ!
メリークリスマスッ!」
とまだクリスマスには早いのにまどかさんが連呼し始める。
おお、と会場からどよめきが上がった。
真尋が斎藤さんちに頼んで覚えさせてもらったようだった。
「メリークリスマスッ!」
みんながまどかさんに近寄り、いろいろと覚えさせようとする。



