「これ、進まないカップルだよねー。
恋愛に関しては、自信がない兄貴と、ぐいぐい押してかない遥ちゃん」
と真尋が言い出したので、
「課長が自信がないかどうかは知りませんが。
もし、そうだとするなら、真尋さんのせいなんじゃないんですか?」
と言うと、えっ? 俺? と言う。
「真尋さんは、同じ顔なのに女性に長けてらして。
真尋さんを見るたび、自分はああはなれないと思ってしまわれてるんじゃないでしょうか?」
うーん、と考えた千佐子は、親の率直な意見として、
「でも、真尋みたいに積極的な航って、想像つかないんだけど」
と言ってくる。
「仕事では積極的なんですけどねえ」
「まあ、遥ちゃんに関しては、かなり押してってる気もするけどね」
と言う真尋に苦笑いして、
「いえ、酔ってるときだけですよ」
と言うと、
「あら、じゃあ、ずっと酔わせときゃいいじゃないの」
と高笑いして、千佐子が言う。
「お義母さま、私と同じ発想ですね」
と二人で手を握り合った。
恋愛に関しては、自信がない兄貴と、ぐいぐい押してかない遥ちゃん」
と真尋が言い出したので、
「課長が自信がないかどうかは知りませんが。
もし、そうだとするなら、真尋さんのせいなんじゃないんですか?」
と言うと、えっ? 俺? と言う。
「真尋さんは、同じ顔なのに女性に長けてらして。
真尋さんを見るたび、自分はああはなれないと思ってしまわれてるんじゃないでしょうか?」
うーん、と考えた千佐子は、親の率直な意見として、
「でも、真尋みたいに積極的な航って、想像つかないんだけど」
と言ってくる。
「仕事では積極的なんですけどねえ」
「まあ、遥ちゃんに関しては、かなり押してってる気もするけどね」
と言う真尋に苦笑いして、
「いえ、酔ってるときだけですよ」
と言うと、
「あら、じゃあ、ずっと酔わせときゃいいじゃないの」
と高笑いして、千佐子が言う。
「お義母さま、私と同じ発想ですね」
と二人で手を握り合った。



