「ジュン、俺も賛成」 「ちょ、ちょっとアキまで、そんなこと……」 アキの賛同に、ジュンは満足そうだけど、リリィはやっぱり戸惑っている様子だ。 でも、アキは私たち三人の顔を見ながら、こう言ったんだ。 「十年後の12月24日、俺たちはここで再会するんだ。」 アキの瞳が、夜の闇の中で煌いたように見えた。 十年後に、ここで、再会――― 三十歳を過ぎた私たちは、いったいどうなっているのだろう? 私は夢を見つけているだろうか? 輝く未来を歩いているだろうか?