「優羽!!……落ち着いて。」
「落ち着いてなんか居られない!!」
「優羽、またスケートから逃げるの?
龍ちゃんは、日本にいるんだよ。
私たちが今いる場所は、カナダ。
今、龍ちゃんに会いに行けばこの大会はどうなるの?」
「そんなのどうでもいい!!」
「よくないっ!!
スケートを捨てて会いに行っても、龍ちゃんは喜ばない。
龍ちゃんは、私たちの演技を楽しみにしてるんだよ!?」
「……。」
「私は、逃げない。
世界と戦うよ。
たとえ大切な人が危険な状態でも……。
だって、スケートしか私にできることはないから。
優羽もそうでしょ?」
「……うん。」
龍ちゃん、私も一緒に戦うよ。



