「優羽ー、そろそろ学校行かないと遅刻するよー。」


「え!?もうそんな時間!?すぐ行く!!」


「「いってきまーす。」」


いつもと変わらない日常。


「よ!優羽、紗羽。」


「おはよ、龍ちゃん。」


「おはよう、龍!!」


いつもと変わらない。
優羽と龍ちゃんが手をつないで前を歩く。

龍ちゃんは、私達の幼なじみ。

それで優羽の彼氏になった。


いつも私は、優羽の後ろ。

別に前に立ちたいとかは、思わない。


でもね、ひとつ思うのは、もう2人を見るのが辛いよ。


優羽は、私の気持ちを知らない。