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無事学校も終わり、母さんに連絡しようとした。
「あ、写真部見てねぇ。」
そうだよ、俺はここの写真部に入りたいんだよ!!
「えーと、写真部は……?」
「どうかしたか?」
写真部を探す俺に声をかけてくれたのは、
嘉代 聡史さんだった。
「っ!!あ、あの!嘉代さんですか?」
「あぁ、そうだが?」
「俺は、えーと、そのぉー、あのぉー……」
俺は、何を話せばいいか分からなかった。
「きみは、写真が好きか?」
「は、はい!!それで写真部を探してて。」
「あぁ、着いておいで。」
そう言うと、嘉代さ……先生は、車輪を回した。