翼が折れても……



「……はぁー……呼ばれなかったか。」


「まだ銀賞、金賞があるじゃん。」

無理に決まってるだろ……。




「続きまして、銀賞の発表です。
銀賞は…………さんと、上條龍翔さんです。」



「「え?」」

「オ、レ?」

「そうだよ、龍ちゃんだよ!!早く行かないと!!」

「あぁ……って、手が震えて上手く車椅子動かせねぇー。」

「もう仕方ないな。紗羽、押してあげな。」

「え、私?優羽が行けば……「いいから行く!!」

「あ、はい。」

私は、龍生と一緒に壇上へ登った。