首取り



「見た感じ親子という訳じゃなさそうだな。何かの旅行か?」


「いえ。そんな感じではなくてですね....」


おばちゃんが大人の対応するが普通は立場が逆だ。何でおばちゃんは敬語使ってるのにこいつはタメ口なのか。そこに納得できずにイライラする。


「あんた達は何しに来たの?まさかのゲイか?」


こいつがやったことをあくまでやり返すだけだと心の中で弁解しながらタメ口で聞いた。あぁこれで目の敵にされそうだなと心の端でそう思うが、ガムくちゃ男はムカつくところが逆に笑った。


「ハッ。そんな訳ねぇじゃん。それよりお前顔は可愛いのに態度は可愛くねぇな。俺に喧嘩売る暇があるんなら性格直せよ。」


この言葉を聞いて「お前に言われたくねぇよ!」とか「黙ってろ。ガムくちゃ男!」とか言い返している場面だが、その時の私は心の中がモヤッとして、顔が少し暑くなった。


「おい。女の子にそんな口調をすんのはどうなんすか?男として」


「おっ、何だ?こいつの彼氏か?」


「ちげぇよ。ただの友達だ。とにかくそんな言い方はどうかって言ってるんすよ」


「ほぉ....やるのか?」



秀哉がとっさに間に入ってきてあいつに顔が更に赤くなっていくのがバレずにすんだ。原因は分かってるが、何でこうなったのかよく分からない。