「これはスタンガンだよ」
「す!?スタン!」
「おいおい。そんな大きな声出すなよ。気づかれちゃうだろうが」
自分が思いもよらない物に驚きとっさのところで秀哉が口を塞いできた。高校生で、しかもあんな短時間でよくそんなものが入手できるな
「....これ何処から持ってきたんだよ」
「親父の部屋からパクってきた。親父こういうの集めてるからな」
ヘラっとしてるがお前の親父さんどんなもの集めてんの!?
「秀哉君。このまま真っ直ぐ行けばいいのよね。」
「あっ!はい!」
秀哉は急いでバックを隠しさっさと前の方に小走りしていった。
携帯を見ながら歩く秀哉を先頭に私達はついていった。しばらく歩くと古びた看板があった。
『癒しの場所 彩澄旅館はこの先!』
こんな山道通り抜けた所に癒される場所があるのかねと心の中で投げかけた
昨日の雪があって地面はぐちゃぐちゃ。
『ここ....通らないといけないの?』
四人全員がそう思った。
だが皆の諦めがついて結局は嫌々無言で進んでいく。
進んでいく内に気付いた。私達の前にも足跡が何ヶ所かある。彩澄旅館跡に行くのは私達だけではないと思い、ただの跡地ではなくホッとした。
しばらく歩いていると急に視線を感じた。
私は立ち止まって恐る恐る視線の先を見るとちょっど草むらの所だった。



