やっぱり一人でいくのは怖いから勧誘してきたのかな?

そう思いながら着信に応じた


「もしもし恵実?どうしたの?」


「ねぇねぇ風華!今何処にいるとおもう!?」


何故かテンションが高い恵実。
何か変だ。
恵実も何かいい事があったのかな?


「ん〜」


恵実の質問に全く見当がつかない。


「わかんない。自分の部屋じゃなくて?」


「違う違う!早くしないと答え合わせしちゃうよ?」


じゃあ何処にいるんだろう?
そう考えても大好物の生姜焼きしか頭に入らない。
それに恵実がいる場所など分かるはずもない。


「分からないから答え合わせして」


「え〜いいの〜?答え合わせしちゃって〜」


と私を軽く煽る

答え合わせする気満々じゃん...


「うん。答え合わせしていいよ。」


「本当に〜?よく考えてみて?」


鬱陶しっ!


「うん。分からないから答え合わせお願い」


というと凄く嬉しそうに


「え〜!しょうがないな〜」


といった。

殴っていいかな?っと心の中で軽く思った。


「えっとね!私今「首無しトンネル」の近くにある「彩澄旅館」っていう旅館にいます〜!!!!!」


「え!?」


驚いた。

まさか本当に今日行くとわ...