秀哉の追求に耐えられなくなって怒鳴るように秀哉にはなった。
私の声で場は静まりかえり、おばちゃんは驚いた表情をしていたが、秀哉はこちらを真剣に見つめてくる。全く揺るがないその表情に屈服するように再びうつ伏せになった。
「......私は...手紙のことしか......聞いてません。」
自分でも分かるくらい声がカスれていたのが分かった。本当は全部打ち明けたい。自分だけが抱えている問題を少しでも軽くしたい。
だが、風華のためでもあり、もし話したとしてその後の秀哉とおばちゃんの反応が怖い。攻められたり怒られたりもしくは哀れみを持たれるんじゃないかと不安でしょうがない。そう感じると手が震えてくる。必死にその震える手を止めようとするが全然止まらない。
「....咲ちゃん。カランコエの花言葉って...知ってる?」
おばちゃんの問いに意味が分からず戸惑った。
何故こんな時に?
「私はカランコエを買ったのはこの花言葉がとても気に入ったからなのよ?このカランコエの花言葉は私の理想だったから....」
「り...そう...?」
「そう。カランコエの花言葉はいくつかあるの。「おおらかな心」だったり「幸福を告げる」とか...そして「あなたを守る」なの。...私は...夫が亡くなった時に誓ったのよ。『何があってもこの子は守る。絶対に幸せにさせてあげる』って。今風華は何をしてるのか分からないし、何で私に感謝の言葉が書かれてる手紙を書いたのかは知らない。だけど、もし風華が危険な目にあってるんだったら、苦しんでいるんなら助けてあげたい。私は...あの子を守ってあげたいのよ」



