そう思いながら部屋から出た瞬間。私はあることに気づいた

この匂いは...

私はすぐにキッチンに向かった。
そこには料理をしているお母さんがいた。

あ〜やっぱり...


「おかえり風華。今日の晩御飯は生姜焼きだよ。」


...晩御飯食べてから風呂入ろ

苦手な運動をしたし嫌な夢を見てしまったが、大好きな生姜焼きがあって私のテンションは一気に上がった。


「まだ作るのに時間かかるから風呂入ってきなさい。」


「はい!!!!!」


相澤先生への怒りなど忘れて私は速攻風呂に入った。

こんな時に生姜焼き...気が利くな〜


「流石だね」


そう呟きながらいきよいよく風呂に飛び込んだ。高校生なのにこのハシャギ様。

まるで子供のようと自分でも思う部分はあるけど、楽しみで仕方ないんだもの

早く出なきゃ!

そんな意味不明な使命感を感じて普段は入念にやっていた髪を洗いをすぐ済ませて、パジャマに早着替え。

だがまだ出来ていないらしく部屋で大人しく待機することに

ベットに座りながら携帯で暇つぶし

はぁ〜お腹空いたな〜

そんなことを思う。

すると一本の電話がかかってきた。
かけてきたのは恵実。