首取り

ドッキリならいい。だがもしもの事を考えると自分の過ちたことを悔やむばかりだ。
走りながら思った、昨日にもどってくれと。
通行人は私を見るからに心配そうに見てくる。途中声をかけてきた人もいたが今はそれどころではないし、その優しさがとても痛いのだ。
水で滑りそうになりながらも何とか風華の家についた。
私は涙を拭い、足を止めずにそのまま流れるように門をあけてインターホンを押した。
押して数秒後におばちゃんが現れた。その顔は心配と疑問が映っている。


「本当にどうしたの咲ちゃん。いきなり家に来るなんて言い出して...」


「訳は後で言います。取り敢えず風華の部屋まで入らせて下さい。」


「いいけど...」


おばちゃんが許可をくれたのとほぼ同時に私は家に上がり込んですぐ右手にある階段をかけ上り風華の部屋に行った。
白い壁に水玉模様のカーテン。ベットの近くにはぬいぐるみが何体か座っていた。そしてすぐ左手には机...

風華は机の引き出しに手紙があると言っていた...

私はすぐに机の引き出しを調べ始めた。引き出しは二つあるがどれも何も無い。だがその理由はすぐ分かったし手紙のありかもすぐ分かった。
前に風華におばちゃんが勝手に部屋に入ってきてラブレターを見られたと泣き目になって相談された時があった。
そこで私は隠し場所を提案して一緒に作業したからだ。