恵実を助けることばかり気にしてあの女の人の正体を探ろうとも思ってなかった。

自分の失態を悔やんでいるといきなり実里さんが止まった。
どこかの扉の鍵を開けている。
それを見計らい、逃げようとするが髪をしっかりと掴まれていて、逃げれない
ドアが開いたと思ったらまた歩き始めた。
少し歩くと実里さんは私を前に投げ倒した。


「いった!」


目を開けると実里さんはこちらを見て、とても嬉しそうに見ている。
なんなの...?一体なんでそんなに...
実里さんは顎で私の後ろの方をさした。
実里さんの行動に疑問・恐怖を覚えながらも後ろを振り返る。
するとそこには...


「え.........み.........?」


言葉を漏らした。
嘘......嘘でしょ......何で?....

目の前の光景を信じられずにその場に放心状態だった私の頭を後ろから実里さんが掴んだ。
目の前の光景で頭がいっぱいで抵抗する気もなかった。
その手を段々下へを動かして、首の所で手を止めて首を絞めた。


「がっ!......あ......」


もの凄い力で首を絞められる。
頭の中のものが全て出そうな感じになった。
痛い。苦しい。首が段々熱くなってきた。
首を締めながら実里さんは私の耳元で言った。