首取り


「いっ痛い!!やめて!何処に連れていく気!!だ、誰か!!助けて!!!!」


そんな言葉を無視して実里さんはどんどん歩いていく。
髪が引っ張られてとても痛い。
あまりの痛みに目が開けられない。
私はただ助けを呼ぶしかなかった。


「え?いやアンタ達何やってんの?ちょいとうるさいんだけど。」


その声は...チャラ男!!
私の叫び声を聞いてくれていたのか!!


「たっ!助けてください!!私を殺す気なんです!!この人!!」


「え?マジで?いやいや、そんなことはないでしょ」


ヘラヘラ笑いながらそう言った。
目を辛うじて開けるとチャラ男の横に友人が一人いた。
二人も男がいるなら助かる!


「まぁまぁ取り敢えず。その子の髪を引っ張るのやめ」


ドシュッ

今までに聞いたことのない音と同時にチャラ男が途中で喋るのをやめた。
そのすぐ後にチャラ男は倒れた。


「ひっ...ひぃいい!」


チャラ男の友人は酷く怯えている声をだした。
チャラ男に何があったの?...
そう思いチャラ男に視線を移そうとした瞬間実里さんは短い距離だが素早い動きを見せて一瞬でチャラ男の友人の目の前まで移動した。
その時当然私の髪は引っ張られてとてつもない痛みだった。
頭皮ごと持っていかれるんじゃないかと思った。