首取り


「何があったか私は分かりませんが、声の感じからすると相当の疲労があると見ます。
なので、先ほどのお礼もかねて一つ肉オニギリ食べませんか?」


一人になりたかったが、実里さんの優しさに心を打たれて私は同意した。
そしたら実里さんは私を受け付けの横にある実里さんが最初に出てきた部屋に案内してくれた。
その部屋は実里さんの控え室であり、部屋なのだろうなのだろう。
大体学校の教室を半分に割ったくらいの部屋で真ん中には木の机と椅子。奥にロッカーやベット、それに暖房まである。必要最低限の者しか置いていないといった感じだ。
実里さんは私を椅子に座らせて


「このオニギリは別のお客様に差し上げるものなのでこのことは秘密ということで。」


微笑みながらそう言った。
私はオニギリを手に取って食べた。
疲労のせいかどうかは分からないがいつも食べているオニギリより物凄く美味しかった。
肉とオニギリが上手くマッチングしていて、頬がとろけそう。


「実里さん!これ凄く美味しいですね!これ幸江さんが作ったんですか?私も後で注文とかしていいですか!?」


実里さんの優しさとオニギリの美味さで私は完全ではないけど元気になれた。
私は生姜焼きが好きだから、肉関係のものは大体好きだ。だからこのオニギリはとても気に入ったのだ。