「続いてのニュースです。昨晩、旅行帰りの両親が自宅へ戻ると女子高校生と男子高校生の死体が発見されました。二人は同じ学校出身で名前は女子高校生の方は"遠藤 咲 十七歳"と男子高校生は"相川 秀哉 十七歳"です。
死亡推定時刻からすると発見からちょうど一日前だといいます。警察が調査したところ、両親が旅行へ行っている所に相川秀哉が窓から侵入。現場では争っていた形跡が見られ、警察は二人は争った後、お互い相手を殺したと言っております。
警察は遠藤 咲の服が破けていた所から、相川秀哉が性的暴行を目的とした犯行と考えており、調査が進められております。
遺族の方々は警察を含めた激しく口論をされて...」


「朝っぱらから気分悪くなるようなニュースなんか流すんじゃねぇよ。....高校生も怖いもんだな。気をつけていかねぇと俺も犯罪者になりそうだな...」


大学も冬休みに入り、俺はだらけてしまわぬように予定はないが規則正しい生活を送ろうとしていた。
朝は早起きをし、そしてコーヒーと食パンを頬張りながらニュースや新聞を読む。最も、こんなの若者である俺がやってると逆に浮いてしまうが、いい歳くって新聞もまともに読めなく、寝坊してしまう日々のことを気にしていて、今ではそうならないようにする特訓の記念すべき第一日目だ。
だけど、この生活をするのにはまだ早すぎたらしい。眠くて眠くてしょうがない。コーヒーのカフェインなんぞ効果すら無く、ただただ苦い飲み物でしか無かった。