「お前は源太さんと幸江さんの手から逃げれた。それがそもそも可笑しいんだ。あんな銃を持っている二人組がお前を逃がし損ねる訳がない。それにお前が調理場に駆けつけたタイミングもおかしい。小百合の裏切りが発覚した直後に幸江さんが来て偶然お前が来きた。
それにさっきもそうだ。あの地蔵を俺が壊さないよう提案したらお前はいち早く乗っかってきた。それに幸江さんをまともに抑えていられなかったし、肩を撃たれたのによく真樹を抑えたなって話だ。」
「フゥ〜...もう少しバレないように工夫しないとなぁ〜。信頼を集めた上で殺そうと思ってたんだけど...実里がバレたようにお前らはなにか持ってるね。
そうだよ。俺は伊介だ。イジメなんか嘘だし、お前達の前で見せていたのは全部俺の演技。このバカを生き残らせたのはこんな風な展開を作るため。だからわざわざ部屋を指定させ、そして飲みのもに睡眠薬も盛ってやった。...まあ今回は少しふざけ過ぎたか...実里を死なせてしまった。...
....秀哉とか言ったな?お前の推測は大体は合っている。大体はな。」
辰吾君の身体を身につけている伊介は自分の顔に両手を近付けたかと思うと、目をほじくり始めた。いつもみたいにえぐい音が聞こえると思ったがそんなことは無かった。
スルッと取れた両目玉を私たちに差し出すように見せた。伊介の両目はポッカリと空洞が空いていた。



