「......!分かったぞ。どっちが伊介か!
伊介は...お前だ。」
秀哉が悩みに悩んだ決断を指す方向は...真樹だった。
「はぁ!?何で俺なんだよ!!俺になる原因が意味わかんねぇ!!むしろ俺はお前らを逃がすために車に乗せてやろうとしてんだぞ!!?」
「お前が伊介の理由はいくつかある。
一つ目はまず、寝ているってのがおかしい。あの騒動で寝ていられる訳がない。それに臭いもある。」
「んだと!?仕方ねぇだろ?寝てたんだからよ!そんなんで」
「二つ目は!お前の性格だ」
「...性格?...」
秀哉は畳み掛けるように言った。まるで刑事ドラマの犯人探しをしている時のようで、そんな秀哉に私は見とれていた。
「あぁ。伊介は人をおちょくり、人を下目で見る性格。お前の性格は伊介とピッタリと合ってんだよ。」
「そんなの...そんなの性格は偶然合ったのは有り得るだろ!!そんないい加減な推測じゃなくて、俺みたいに物理的証拠みたいなのを持って言って欲しいな!省吾は目があるだろうがよ!!」
「三つ目は...省吾とお前が来れたこと。省吾もお前も別に実里との接点なんかないのにここへ来れた。つまり、お前達が二人で来た時はどちらかは伊介だった。今思えば小百合が怖がっていたのはお前達二人の接客をすんのが怖くて、玄関でブルブル震えていたんだな。
...省吾は性格は似ても似つかない。それに省吾は命を捨てる覚悟で俺達を助けてくれた。それに対してお前は寝ていて、性格はピッタリ。...もう諦めろ。お前しかいない。」



