首取り

そういえばそうだった...

そう思いながらバタフライナイフをしまった。

謝るのは私の方なのに実里さんはとても申し訳ない感じで謝る。
悪いことをしてしまったなぁ
私はそういう事にあまり気がきかない方だ。


前にも咲が行きたがっていたコンサートがあって、私と行く約束していたのだ
だがそのコンサート前にバスケの試合で足を怪我してしまった。
咲は刑事の道に進むらしいが結構スポーツをやっている。実力も相当凄い。
本来なら将来スポーツ選手になるかもしれないから完治するまで休んでいた方がいいのだがどうしてもコンサートに行くと聞かなかった。
結局咲の押しが強くて行くことになった。
私は咲の足の負担をなるべく無くそうとした。
だが寝坊してしまったのだ
そんな私を待っててくれた咲
二人で出来るだけのスピードでギリギリセーフで間に合ったのだが、怪我は悪化してしまったのだ。

...あの時の咲は大丈夫って言ってくれてたけど、絶対落ち込んでいた私に気をかけて言ってくれたのだ。

実里さんの事もそうだ。
目が見えないから迷惑をかけないようにしようとしたらこれだ。
ため息が自然に出てくる。自分がやっていることは全て裏目に出て来ているので、嫌になってしまう。かといってほっとけばいいと思うが、何故かそれは心が痛んですぐ何とかしようとしてしまう。そんな自分が嫌になってきた。