首取り



秀哉は怒りに身を任せて立とうとするが足の怪我が痛くてすぐ倒れてしまう。
だが、私の視界の端で誰かが立った。おばちゃんだった。


「風華は....あなた達に屈しなかった。あなた達は実里に屈したけど私の子は違う!あなた達に!風華を殺していい権利なんてない!!風華を...私の子を!!返して!!」


おばちゃんは泣きながらそういうと幸江さんに向かって風華の瓶を持ちながら突っ込んでいく。だけどそれはあまりにも距離があり、幸江さんは「やれやれ」といった表情を作ると何のためらいもなくおばちゃんを撃った。
その銃弾は今までの甘さは捨ててあり、腹に三発入った。おばちゃんは血反吐を吐きながら倒れた。


「おばちゃん!!」


「風華を...風華を返して....」


おばちゃんは倒れながらも手を伸ばして幸江さんに立ち向かう。だが幸江さんは圧倒的有利な場所に立ってる。幸江さんはおばちゃんを嘲笑った。


「返すことは出来ないけど会わせることは出来るわ。...時間の無駄だったようね。さっさと殺してあげるわ。」


幸江さんはおばちゃんの眉間めがけて銃口を向けた。幸江さんは笑い、おばちゃんは悔し涙を流す。



幸江さんは勝利の余裕を感じながら笑い声をあげ、引き金を引いた。