だがその二人に任せたのは伊介と実里の事だけではなく、この"首狩り"、"首取り"としての仕事も任せたのよ。来た客を騙して、呪いの肉体に仕上げて捕虜にする。それで二人が永遠の存在になる。
ただ、あまりにも狩り過ぎると流石に怪しまれるのである程度選別した上での狩りだった。実際、それで田舎町の呪術師はバレてしまったのだ。
だが伊介と実里のための狩りは予想外の事が二つ起きたの。
一つ目は伊介と実里の参加。女は二人に手を汚して欲しくなかったのだが、二人は自分が凄い力を持っていることに気づいて狩りに参加するようになった。
二つ目は首を死んだ男のために女に隠れてお供えをしていたこと。伊介と実里は男に残虐なことをされて死んだが、男に起きたことを思うと責任を感じたらしくてこんな風にお供えするようになったわ。女に気付かれると絶対に反対されると思ったんでしょうね。
狩りがある程度進み、女の子が段々歳を重ねると女は息を引き取った。女は死ぬ前にその跡継ぎの二代目に自分が起きたことを話して、意思を引き継いで欲しいと涙ながら言ったそうよ。今まで散々厳しくさせられ、恐怖の存在だった人が流した涙。ギャップ効果が大きく、二代目は強く決心したらしいわ。
実際私もそれが効いたから今もこんなことをやってるのよ。



