首取り


残っているとしたら二人の愛の結晶であり、この原因になった旅館である。旅館が無ければ男と女はこんな充実した幸せな生活が出来なかったであろう。だが旅館があったからこんなことが起きた。

女に選択肢はなかった。女は男に刺さっているナイフを取って自分の刺そうとする。だがそこで気付いたの、自分にはやらなければいけないこと。
"愛するわが子を何とかして生き返してやりたい"っと。
男は選択外だった。男の事情は伊介と実里しか知らない。女から見るとサイコパスである男が全てだった。

女は田舎町へ帰り、実家からこっそりと呪術のことが書かれている本を持ち出した。秘密なもの程深くある。子供の時に実家で見つけた地下にある本を持ち出した。案の定それは田舎町を恐怖のどん底へ落とした奴の呪術と黒魔術のことが書かれていた。
女は子供の頃から呪術師としての才能はずば抜けていたのでその本のことはすぐに理解した。

女は本を参考に三つの忌々しい呪いをこの旅館及び周りにかけた。


一つ目の呪いは二人の魂をあの世にいかさせず、ここに留まらせる呪いだ。
呪術師とは元々魂や霊、精霊などと交信及び扱うことが出来る。よって二人の魂をここへ呼び出し、さまよわせた。