首取り


だがそのサイコパスの男はとてもずる賢い奴で家族の前では決して出ない。心優しき男は自分のもう一人の男を皆に打ち明ける勇気が出ず、隠し続けた故にどんどん悪化していった結果だった。
今思えば伊介の性格は男譲りだったようだ。

サイコパスの男は叫び声を辞めない実里も殴り、二人を気絶させた。
その二人を見て男は椅子に二人を縛り上げ、水を被せて意識を戻した上で研ぎ澄まされた鋭いナイフで二人の目を徐々に切っていく。これをした理由は"この現場をみた悪いお目目をお仕置きするため"とのことだった。そのスピードは遅く、伊介は痛みの大絶叫した。そのナイフは眼球より奥まで差し込まれていて肉も一緒に切られる。一つの目を切り終わるのに実に五分。五分間ゆっくりと痛がる伊介を細かく観察するようにじっくりと、そして自分が何故こんなことをしているのか、裏ではどんなことをしているのか話しながら仕上げていった。

伊介の片目を終えるとその様子を見ていた実里の方へ近寄る。信介の様子を見てこれから自分がやられることに恐怖し、目の前にナイフを突き立てて意識を集中させた上で実里の目を切ることにより、痛みが倍増することを男は知っていた。そして伊介に至っては片目だけをやることによって、次また同じ痛みを味あわせられることに対する恐怖と絶望感を男は感じさせた。
男は身体的にも精神的にも小学生の二人を追い込んで楽しんだ。