二発の銃弾が響くと秀哉はそのまま倒れ込んだ。幸江さんの銃弾は秀哉の足を捉えていた。
「秀哉!!」
「こんな痛みで!止まってたまるかよ!風華はもっと痛かったんだ!苦しかったんだ!!お前らにその苦しみを味あわせてやる!」
秀哉は憎しみで満ちていた。まるで実里の殺しを提案した愛梨と姿が被ってみえた。
そんな秀哉を哀れみの目で見る幸江さんはゆっくりと秀哉の頭に銃口を向ける。
私はおばちゃんから離れて滑り込むように秀哉の頭に覆い重なった。
「もう誰も殺させてたまるもんかよ!もう嫌だ!目の前で死んでいくのを見るのは嫌!殺すんなら私から殺しなさいよぉ!!」
幸江さんはこっちをギロりと見つめるとおばちゃんの方に目線をやった。すると幸江さんはため息を吐き捨てた。
「見つけてしまったのね....見つける前に殺してあげたかったけど仕方がないわね。...悲しいんでしょ?殺してあげるわよ?」
「ふざけんな!お前ら一体何が目的でこんなことやってんだよ!!何で警察とかは疑わない!?何でだ!」
「はぁ...だから言ってるでしょ?質問をそう何回も言われちゃあ困るって。
....でもまぁいいわ。ここまで来て目的のモノを見つけることが出来た褒美に教えてあげてもいいわよ。全てを...どうせこの状況からは逃げられないんだし」



