実里の叫び声も段々と小さくなっていくのに対して、包丁が肉を刺す音は大きくなる一方だった。
ゴボゴボと口に血が溜まっていく音に嫌悪感を抱く中、その哀れな姿の実里を見て興奮し、その男性に助けてもらったこと・実里を殺していることに感謝した。
実里がもう完全に動かなくなり、見知らぬ男性は息を荒くしながらゆっくりと立ち上がった。
「し....信二さん?....どうして...」
風華の母親が震える声でそう呼びかける。信二さんは返り血を浴びた顔でゆっくりと振り向くと泣きそうな目をしながら訴えるように答えた。
「....さっき、妻と美津の死体を見つけました。とても酷く...あんな死に方.......
私が長女を探していると、実里が色んな人を殺している所を見て、危険と伝えにいったらこの有り様ですよ....
何故...私は妻と子供達と今まで通りに過ごしたかっただけなのに。平穏な日々をただ過ごしたかっただけなのに...何でこんな事が...
私は....私は!!絶対にあいつらを許さない!皆殺ししてやる!」
「信二さん....」
風華の母親が掠れた声で言った。
もし、私がこの人の立場だったら同じようになってしまうのだろうか?
妙に同情してしまう。
そんなことを考えていると目の前が一気に真っ白な視界で埋まった。次には吐き気、頭痛、手足が痺れてきて一気に力が入らなくなりその場で座り込んでしまう。
ゴボゴボと口に血が溜まっていく音に嫌悪感を抱く中、その哀れな姿の実里を見て興奮し、その男性に助けてもらったこと・実里を殺していることに感謝した。
実里がもう完全に動かなくなり、見知らぬ男性は息を荒くしながらゆっくりと立ち上がった。
「し....信二さん?....どうして...」
風華の母親が震える声でそう呼びかける。信二さんは返り血を浴びた顔でゆっくりと振り向くと泣きそうな目をしながら訴えるように答えた。
「....さっき、妻と美津の死体を見つけました。とても酷く...あんな死に方.......
私が長女を探していると、実里が色んな人を殺している所を見て、危険と伝えにいったらこの有り様ですよ....
何故...私は妻と子供達と今まで通りに過ごしたかっただけなのに。平穏な日々をただ過ごしたかっただけなのに...何でこんな事が...
私は....私は!!絶対にあいつらを許さない!皆殺ししてやる!」
「信二さん....」
風華の母親が掠れた声で言った。
もし、私がこの人の立場だったら同じようになってしまうのだろうか?
妙に同情してしまう。
そんなことを考えていると目の前が一気に真っ白な視界で埋まった。次には吐き気、頭痛、手足が痺れてきて一気に力が入らなくなりその場で座り込んでしまう。



