今の幸江さんに手を出せる人間は誰もいない。本来なら私が出来るのだが、殴られた反動がまだあって手に力が入らないでいた。
「まず...鬱陶しい貴方からやらせてもらうわよ?安心して、足に撃つだけだから。言っておくけどまた避けてからの私の銃を取り上げるのは不可能よ。私って心配性なのよ」
そう言ってゆっくりと秀哉の足へ標準を合わせながらも、着物の帯の中から一丁の拳銃を取り出した。そしてその拳銃は私の頭に向けられる。
何とかこの状況を何とかしようと、足を掴むが力が入らず、幸江さんは微動だにしなかった。
幸江さんはニヤっと私を見ると次の瞬間。幸江さんは私の視界から後ろの方へと姿を消した。
見てみると幸江さんは一人の男に捕まっていた。首をガッチリと両手で固定されていて幸江さんは険しい顔をしながら必死にその手を剥がそうともがいた。
その事に気づいた皆は私の周りに集まる形でその光景を見ていた。
「省吾君!?」
「早く逃げて下さい!僕の事は気にせずこの場から立ち去って!!いずれ実里さんが音を聞いてここに来てしまいます!だから...早く!」
省吾とかいう奴は何とか無力化にしようとしていた。目が不自由なのだろうかある程度の方向へは決まっているが焦点があっていなく、違和感を覚える。
省吾は見た感じ細めな身体つきで、明らかに理系という感じなせいか、幸江さんの力を完璧には封じ込めずに、徐々に首を絞めている手が剥がれていってる。



