首取り


「本当にいいのか?蘭。本当は嫌なんだろ?こんなこと。」


「そ、そんなの秀哉君だって同じじゃん。私は...しゅ、秀哉君の手助けをしたいの....」


「....そっか....ありがとな蘭。」


秀哉は少しニコッとすると蘭はあからさまに目線を落とす。だが、馬鹿げたことに秀哉の目は親友を見る目だった。恋人を見る目ではない。恐らくさっき半場告白されたことに気付いてないし、なぜ喧嘩をしたのかすら理解出来ていないだろう。それに気付かないで勝手にはしゃいでいる蘭は何とも哀れなのだろうか....

そんな事を思っていると、弱りきりながらも前へと踏み出す咲がいた。


「わ、私もやってやる。皆がやってくれてるのに、私はただ棒立ちしてるだけなんて...」


「!...それだったら私も手伝うわ....」


咲は言葉通り、少し悔しそうに言っていたが風華のお母さんは全く違う。嫌々だった。「どうして私がこんなことを....」といった感じだ。だが、それでも別にいい。人手が多くなるのに代わりはないのだから。


「...じゃあ全員参加ってことで。話すわよ?私の案。絶対に殺せる」


色んな感情がこの場に漂う中、私は優越感を感じながら教えた。


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「じゃあ....早速向かおう。だが、愛梨。俺はお前の案に確証を持ってないぞ?それは賭けが入ってる。」