首取り

「...そ、それもそうかもしれないけど!あんなのと対峙するのは出来る限り避けたいの!それに、あいつは人を簡単にぶった切る事なんて簡単なんだし、どうやって殺すの!?首を息絶えるまで締めるっていうの?人より柔らかいホースで?!」


「首を占める必要なんてない。首を切ればいいのよ?切ってしまえばいいだけ。」



「だから」


「皆も聞いてちょうだい!私の案を!!絶対に成功して殺せる方法!」


私の言葉に誰一人すら賛成しなかった。その代わりに秀哉が前へ出てきてこんなことを言い出したのだ。


「蘭....ダメだ。やめよう。この世には計画通りなんていかないし、殺す必要なんてない。一刻も早く風華と恵美と助けなければいけない。だろ?実里なんかに時間を使う暇なんてないだろ?」


「....皆同意見なの?」


私の言葉に皆小さくだが頷いて見せた。
...やはりまともなやつはいないのか....少しはマシなやつらかと思っていたが、どうやらそうではないらしい。
だが、この計画は一人でやるのは危険過ぎる。何とかしてこのバカ共を言う通りにしないと。
私はその場で強く片足でアリを踏みつけるように足を下ろす。大きく、鋭い音に皆ビクッと体を飛び跳ねて見せた。