首取り

バァンッ!!!!

二十階ビルの上から水風船を落とした時の音のような音が室内を覆い尽くして、一瞬にして消えた。
私達はその物体が入り込んできた時に、こちらへ飛んでくる壁の破片に身を守るのに精一杯だった。

その攻撃と音が同時に終わったと思い、冷蔵庫の方へ見ると小百合の肩から下は赤い血と小百合のものであろう肉がビッシリ冷蔵庫へ貼り付けており、肩から下をプレス機にかけられたような感じだった。そこからは血以外にドロッとした、内蔵の中身のような液体と血が混ざりあった、何とも言えない液体が次々と出てくる。
その臭いと光景に思わず目を背けたくなった。

小百合を襲った物体は見た感じそこらに転がっている様子はなく、恐らくあの肉の中に入っているのか?....

小百合は一発で死んだ訳ではなく、血反吐を吐き散らし意識朦朧としているが確かに生きていた。だが、本当に瀕死状態。虫の息だった。デコピン一発で意識が吹っ飛びそうな感じだった。

その一瞬のことにその場の全員が凍りついている時に、冷蔵庫がグラッと倒れ始めた。その倒れる方向は何故かぶつかってきた小百合の方へ倒れていく。

なんで?何でそっちへ倒れるの?普通は反対の方じゃないの?